フレンチロースト(深煎り)
23-24クロップ
当店ではタンザニア産のコーヒーといえばブラックバーン農園の豆を主に販売してきました。というのもそれ以外に良い豆に出会えなかったというのが現実です。
今回、ブラックバーン農園の豆の在庫がショートしてしまったため、タンザニア産の良質なコーヒー豆を探したところこの豆に出会うことができました。
ハイツ農園はブラックバーン農園と同じカラツ県に属する農園で、その北東20kmくらいの場所に位置しています。その農園の中でも最も標高が高い区画が「ブルーリボン区画」です。
今回ご紹介する豆は、ハイツ農園・ブルーリボン区画で収穫された豆からピーベリー(丸豆)のみを集めたロットです。
コクの中に柑橘系の酸が感じられ、深煎りでもすっきりと飲むことができます。
深煎り好きな方にぜひ試していただきたい味わいです。
N39、KP423はいずれもブルボン系統の品種で、病気や干ばつへの一定の耐性がある品種としてタンザニアの研究機関によって開発されたもので、ブラックバーンの「ニアサ」とは異なる品種系統となります。
ピーベリーとは?
通常、コーヒーは1つの果実に2つの種子(フラットビーン・平豆)が入っていますが、種子が成長する過程でどちらか1つしか成長しなかった場合、果実と同じような丸い形となり、これをピーベリーと呼びます。
ピーベリーは枝の先端など栄養の不足がちな箇所に生じ、どの樹にも一定の割合(数%)で見られます。その希少性から通常の豆よりも高値で取引されることもありますが、成分的には大きな違いは無いと言われています。
農園:ハイツ農園
農園主:ヴィマックス・アミン
地域:アリューシャ州カラツ県
標高:1,600〜1,800m(ブルーリボン区画は1750〜1800m)
品種:ブルボン、N39、KP423
精製:発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
乾燥:アフリカンベッドにて天日乾燥